木魚が無い!!!
現在本堂の内部構造を考察中で、
摠見寺文書の中の「遠景山見禅寺校割帳」などにより、
本堂内部に置かれた物を調べているのだが、
それによると、江戸時代(1745年)の摠見寺本堂には、
木魚が無い!!!
磬と鈴(この読みは”りん”だと思われる、別名磬子)はあるのに、
お寺の本堂に、当然あるべきはずの木魚が無いのはおかしい、
と思って調べてみたら、
木魚は黄檗宗の隱元が日本に持ち込んで、
黄檗宗経由で日本に広まったとか、
ということは、現在当たり前のようにお寺で叩いている木魚は、
少なくとも江戸時代中期以降、
場合によっては明治になってから常識化したもので、
それ以前は使われていなかったようだ。
ということは、よく戦国時代のドラマで
木魚を叩いている法要シーンは”嘘”だったわけで・・・、
なにかすごく騙されていた気分なので、今日はこの辺で・・・・。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません