基本尺は 304.515mm

摠見寺本堂の基本となる尺度ですが、

発掘調査報告書の本堂図面をスキャナーで取り込んで、
縮尺を合わせて見ると・・・。

記録によると、正面柱間は40尺で八尺等間のはずだが、
少し礎石の間隔が広い気がする・・・。

礎石間隔からすると、外陣の5X2間の部分は、
どう考えても、柱間が八尺で統一されているはずだが、
八尺等間にすると、若干礎石の幅の方が広いようなので、

滋賀県の桑実寺本堂や、奈良の南明寺本堂と同じく、
遺構尺に、現在の1尺より若干長いものが使われていたのではないか?
と、思われます。

摠見寺の本堂が移築前に建っていたのは、滋賀県の甲賀周辺なので、
奈良から滋賀県にかけて、1尺=現行の1.005尺 にあたる尺を使う
工匠集団がいたと思われ、

滋賀県の桑実寺本堂や、奈良の南明寺本堂と同じく、
摠見寺本堂の基本尺度は、
遺構尺1尺=現行の1.005尺=304.515mm
を基準にして復元案を作成します。

考察

Posted by 淳也