二階の盆山について
摠見寺本堂二階に安置された盆山は、
信長の化身として、
信長が仏の上に君臨するために、二階に安置した、
ということに一般的にはなっているようです。
この解釈は、とりあえず間違ってはいないとは思いますが、
摠見寺本堂の二階を、禅宗仏殿の三間堂に復元して、須彌壇を置くと、
一階の内陣が広くなっていて、さらに来迎壁が後退していることから、
二階の須彌壇は、一階の須彌壇の真上には当らず、
一階の礼盤の上部に、二階の須彌壇が位置するようです。
と考えると、
上空から二次元的に見た場合、
住職の尭照と盆山(信長の化身)が一体となって、
一字金輪法を修法している事になるのではないか?
二階にあるから仏の上に君臨、という単純な解釈では計れない、
宗教的な事情がある可能性も、十分に考えられます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません